日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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最後に、一番難しいところの説明をします。
3.言葉で患者さんの魂に働きかけて治療に導く方法

クリニックには心が疲れた人、心を病んだ人もたくさん外来にこられます。

井上先生は、そのような人には、魂に響く言葉を的確にかけることができます。言葉は力を持っているのでその言葉で治療ができるといっておられます。
だから「言霊、言魂(コトダマ)」と言うのでしょうね。

魂に言葉が響いたときは患者さんが泣き出すこともしばしばあります。
このあたりは見学しているサントにすると不思議な光景を見るようです。
言葉をかけただけで患者さんがよくなるとすれば、これはすごい。

医者は病気を治す仕事をしているので、常に患者さんの悪いところばかりを探します。よいところに目がいかない。でも、悪いところばかりを指摘すると患者さんは心を閉ざして治療が進まない。

井上先生はよいところを見つけるのがとても上手です。
患者さんのよいところを見つけて、言葉に気をこめて、語りかけると患者さんが心を開く。本当はこれがもっとも難しい。コトダマ診断よりこっちが難しい。
なかなかまねができません。

あるとき黄帝内経素問(移精変気論篇)を読んでいたら、
・・・「黃帝問曰:余聞古之治病,惟其移精變氣,可祝由而已。」
皇帝問いて曰く、余聞く、古の病を治するは、惟だ其の精を移して気を変じ、祝由して已ゆるべしと。・・・
という、文章に出くわしました。

ここでいう「祝由」とは「おまじない」とか「祝いの言葉」という意味でしょうか?大昔は気を込めた言葉で病気が治っていたというのですが、まさに井上先生がやっていることは現代の祝由ではないかと思っています。

いままでの説明で、このブログのタイトルである「気を見て気を動かす漢方」の意味がご理解いただけたでしょうか?
次から、いよいよ、井上先生の外来から実況中継していきます。
まだまだ、井上流漢方の奥は深いのです。ご期待ください。

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【2012/11/04 22:12】 | コトダマ診断
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さて、次はコトダマ治療について説明します。
2.言葉で患者さんの気を動かして治療に導く方法

井上先生が患者さんに「~を飲んだと思ってください。」というと患者さんの気の流れが変わるので、よい方向にかわれば診断と同時に一つの治療となっています。
かすかな気の変化なので持続効果は少ないですが、その後で実際に漢方を飲んでもらって効果を持続させ確実にすることができます。

また、ときどき、冷えた人には「三陰交に灸をしたと思ってください。」といって、三陰交に灸をしたのと同じような気の変化を誘導しておられます。
このあたりも治療につながります。

なお、井上先生はご自身では鍼をしていません。
Dr.サントのクリニックでは鍼をやって気を動かし血も水も動かすようにしています。

次の回には、コトダマ治療の真髄である、3.言葉で患者さんの魂に働きかけて治療に導く方法について述べます。

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【2012/11/04 22:05】 | コトダマ診断
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