日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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DSC05502.jpg3月××日外来

40代女性
生理不順とかでかかっている。
久しぶりに花粉症が出たと言ってこられる。
少し太り気味の方、
顔も少しむくみ気味
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『どうですか?最近どんな調子?』
   「花粉症は鼻の点鼻をやっています」
『休んでくれる、生理はどうなった?』
   「整理は40日ぐらいです。最近咳がよく出るんです。元気がある時が少ないです」
『舌出して』、見ると、舌が粘っています。
   「舌が腫れる時があるんです」
腹診をすると『皮膚ちょっとカサカサしとるしね。アトピーもあるんだね』
喉のところを触ると『ここはすこし熱持っとるけど、』、次に膻中のところを触ると『ここは冷えとるよね。』、心下の胃のところを触ると『胃がジャバジャバしているよね。』と、切診の所見をとっていきます。腹はやや膨満気味で結構食べてしまう人のようです。
『喉はイガイガする?』
   「なんだか、自分の本当の声でないような...」
   
ここで言霊診断を始めました。『当帰湯を飲んだと思ってくれる...厚朴の入った薬。当帰湯...スッとしたね。楽になってきたね。当帰湯、真武湯、当帰湯ぐらいかな。今から飲んでもらうでね』
当帰湯を1包その場で飲んでもらって、外で待ってもらいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10分後に入ってもらうと
『どうですか?』と、聞くと。
  「胸のあたりがすっとしたようです」と、患者さんが答えます。
『これ合っているよね。当帰湯と真武湯を出しておきますよ』
*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*
そして今回は当帰湯と真武湯を処方しました。

井上先生のコメント
・麦門冬の咳ではないんですか?と聞くと
『喉の燥熱がそれほどなかった。厚朴の咳だよ』

・厚朴というと井上先生はいつも腹部の「ガス満」を目標に言います。
今回もあったのですか?と聞くと
『あった、あった。どっちかというと食べ過ぎてガス満がある人に使う。浮腫んでいたし厚朴の場がある。』
咳といえば麦門冬と思いがちですが、厚朴もあるんですね。
咳があるとき、麦門冬は”乾燥傾向”で、厚朴は”むくみ傾向”があります。


【2013/03/26 21:53】 | 症例
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