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日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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IMG_0218.jpg4月××日外来

50代女性
膝の痛みなどでかかっている。
顔は赤味があって、少しむくんでいる感じがある。
九味檳榔湯と真武湯が出ている。
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『どうですか?』
   「まだ、左の脚と膝がいたい、だいぶましになりましたけど、しびれは」
『顔色いいよ、前より』前は、顔は青白かったそうです。
   「最近、夜勤が増えてしまって」
『きついけどよう頑張って見えるね。お丈夫なんやね』
   「そうですね、何とか」
『九味檳榔湯っていって、瘀血水毒気滞のね、どっちかというと丈夫で太りすぎる水毒タイプの人の保健薬としてだしているのですけど。丈夫な人でないと出せれないからね。』
   「自分でもわかります」
『真武湯も足しているんだけど、真武湯もいるんやね』
腹を触ると、すこし冷えを感じる。だから真武湯を足しているのでしょう。
   「そうですね、夜とか冷えます」
『この薬合っていると思うでね、食べるときは、お腹に手を当てて食べ過ぎないように、たべてね』
   「はい」
*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*
そして今回も九味檳榔湯と真武湯を処方しました。

井上先生のコメント
・『九味檳榔湯には真武湯を足してよく出す、九味檳榔湯だけ出すのは少ないね。冷えと水毒があれば真武湯との相性がいい』
・『九味檳榔湯が合う人で、胃の支えがあると呉茱萸湯もたしてやっているんですが、そのほうがむくみがよく取れる。呉茱萸湯もあっためるので水を引く作用がある。』
真武湯と呉茱萸湯は九味檳榔湯と相性がいいです。

・『太った人で「防風通聖散」とか「五積散」とかいうけど、その代りに「九味檳榔湯」をよく使う』
防風通聖散や五積散が使えるような証の人は来ないと言われます。

・『九味檳榔湯は水毒瘀血気滞だから複合薬として使いやすい。これで、瘀血がひどくなった場合は通導散にします。九味檳榔湯のひどいタイプは通導散。』
九味檳榔湯、通導散には厚朴が入っています。両方とも、食べ過ぎタイプのガスが溜まる厚朴グループの一つです。


【2013/04/27 18:55】 | 症例
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