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日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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IMG_0216.jpg4月××日外来

60代女性、新患
糖尿があると言って来られる。
アマリール、ネシーナとか飲んでいるのだが、
HbA1cが下がらないという。
白内障の手術も血糖が高いのでできないという。
長身の大柄な女性。
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『どうな具合ですか?』
   「一番直したいのは糖尿で、白内障の手術もする予定なんですが。」
『今朝何食べた?ゆうべは?』
   「昨日はお肉ですね、7時から食べて、お酒も一緒に...」
『それね、治したいんやろ、それじゃお酒やめにゃ、ね。糖尿病は第2時世界大戦の時にはなかったんやで、粗食になれば治るんですよ。』
   「食べ過ぎは食べ過ぎなんですよね」
『だからお酒はダメ、無理。それとあとコーヒーはお腹が冷えるよ』
   「コーヒーはコレステロールが下がるって言っているので、もともと好きでもないんですが」
『飲まんでいいよ』

そこで腹診のために横になってもらう。
下腹が少し硬いので『便秘がち?』
   「最近、サプリを飲んでいるので、便秘はなくなった」
右のわき腹が緊張しているので『少し胸脇苦満があるかな』
   「はい?」
『あのね、肝臓に熱持っている感じ、漢方の立場からいうとね』
   「はいそうですか」
足を触っても肝経に熱があるように思えます。手足はすこし火照っている。
『滋陰降火湯という薬で行くか、これを飲んでみるか...滋陰至宝湯でいくかね、』と、ここで言霊診断を始めました。『滋陰降火湯を飲みました...それとも、滋陰至宝湯を飲んだ...よく似ているので困るね。滋陰降火湯のほうがさっぱりするかね、目の熱も取れるようなので、滋陰降火湯にするね。』
   「足の裏のしびれもあるんですが」
『そうやろね、あのね、食べているものを書いてみて。食糧危機が来れば治るでね。いま、飲んでみようか。』
その場で、滋陰降火湯を一袋、飲んでもらいました。

   「今日、今朝お好み焼きとたこ焼きをいただいてきたんですが、」と、恥ずかしそうに言います。
『お幸せな人やね。朝からたこ焼きを食べれるなんて、お丈夫なんですね。』と、笑いながら言います。
   「食欲がすごくあるもんで食べてしまうんです...」
『本当はね、玄米食にしてみたら、お腹にいっぱいになるよ。ゆっくり噛んでたべて。』
   「薬は、内科の薬をそのまま?」
『そうやね、あと生活変えないとね。あと果物とかおやつとか控えようね。食べたもの全部書いてきて』

飲んでもらって、少しすると、気の流れが変わったので、『今飲んで、目がスッキリしたよね』と、仰います。
   「そうですか」
『これで行こうね』
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今回は滋陰降火湯を処方しました。

井上先生のコメント

・糖尿病にも滋陰剤ですか?と、聞くと
『多いね、慢性病は滋陰剤よ』

・白内障にも滋陰剤ですか?と、聞くと
『白内障は、地黄が入ってるもの。滋陰剤がいい』
滋陰降火湯にも地黄が入っています。乾燥気味の便秘にも効きます。



【2013/04/29 13:23】 | 症例
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