日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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IMG_0212.jpg5月××日外来

70代女性
めまいがあるのでかかっている。
動作がゆっくりしている。
小柄な女性、顔が少しボーっとしている印象がある。
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『どうですかね、その後?』
   「変わりありません」
『めまいは相変わらずありますか?』
   「はい。めまいはいいけど、頭の状態が天気によって渦まいたようになるのはあまり変わらない。」

『じゃあ、お休みくださる』と、腹診のために横になってもらう。
『附子湯を3日で一袋ぐらいで様子見ていたんですけど』と、説明してくれる。
   「先月、漢方の70番がなかったけど、煎じ薬があったけど、70番をいただきたいけどどうだろうかね」70番の香蘇散がなくて、煎じの附子湯を飲んでいたが、香蘇散を飲んだほうがいいようです。
『そう、わかった』
   「頭の調子が悪い時に飲むといい。。」香蘇散は効くようです。
『そうだよね。』と、井上先生も答えます。

足を触ると浮腫みが減っているので『むくみが取れてきたので、そろそろ附子湯は終了にして、香蘇散という薬をおもに飲んでもらおうかね』
『舌出して』舌を見ても水毒はあまりない。
『真武湯を1日1回にして、香蘇散も必ず1日1回は必ず飲むようにしようか。気候が悪い時は香蘇散を余計に飲んでいいよ。』
   「はい。今年、2月はわりによかったんだけど、3月4月は暖かい日があったり、寒くなったりで調子が悪くなった」
『そうやね、バランスが悪かったんだね。香蘇散という薬を飲みながら、真武湯も1日1回は飲んだほうがいいよ。冷えがあるからね。』
   「今年は2月は、風にあたると寒いを通り越して痛かったよ。でも、煎じを飲んでいるとわりによかったんだよ。」附子湯で2月の寒さには耐えれたようです。
『それじゃそうしてみますよ』
   「はい、わかりました」
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そして今回は香蘇散を主に、真武湯を従に出しました。

井上先生のコメント
・香蘇散の証は?と、聞くと
『胃が支えとる、天気で悪くなる、そしてそんなに胃弱タイプでない、気鬱だから』
曇りや雨で頭痛が起こる人には、一般の本では「五苓散」とありますが、井上先生は「香蘇散」をよく使います。

・また、風邪には「真武湯」と「香蘇散」を併用してよく使います。
一般の本では「葛根湯」と「桂枝湯」となるところでしょうか。



【2013/05/04 22:44】 | 症例
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