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日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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IMG_0231.jpg5月××日外来
40代女性
不眠、パニックなどがあり
寝る前に痙攣が起こると言って来られている。
心療内科からたくさん薬が出ている。
大柄な人。顔にはむくみがある。
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『どうですか?』
   「わるくないです」
『寝る前の体の痙攣はどうなった?』
   「あります、毎日ではないですけど、週の半分ぐらいは。」
『そう、まだ半分?何時に寝ている?』
   「12時ぐらいです」
『もうちょっと早くできる』
   「早くしてみます」
『夕飯は何時にしている?』
   「7時から8時の間です」

『それじゃお腹見せてくれる』と、腹診のために横になってもらう。
腹を触ると、胃のあたりから下腹まで膨れているので『沢山食べれちゃうタイプだよね』と、言います。
   「そうですね。夜は最近あまり食べないようにしているんですけど」
『寝る前までパソコンやったりしていない?』
   「パソコンはしていないです、本を読んだりはしているんですけど」
『お通じはどう?』
   「便秘です、小さいころから便秘なので、出ない時は1週間とかもでない」
『いまはどのくらい』
   「3日に一回ぐらい」
『ガスはよく出る?』
   「そうでもないです」
   
『舌出してくれる』、舌は少し赤い。『熱持っとるよね』
手足も顔もむくみがあるので『少しむくみがあるよね』
『寝る前にどうしても水分取る?』
   「寝る前に薬を飲むので。ランドセンを」、心療内科でランドセンが処方されているようです。

『なんか、厚朴の場があるように思うのですけど。竹茹温胆湯を出していたんですけど、麦門冬でやるか厚朴でやるか...なんか顔がむくんでいる感じがあるのでね』と、サントに説明してくれる。
そこで言霊診断を始めました。『体に聞いてみるよ』と前置きをして、『滋陰降火湯を飲みました...滋陰至宝湯を飲みました...あとはね、平胃散を飲みました...これも頭すっとするね。それとも、九味檳榔湯を飲みました...これより平胃散がいいよね。それじゃ、平胃散で行きます』今回は平胃散がもっとも気の流れがいいようです。

『胃の流れが、円滑でないようにおもうので、ちょっと薬を変えてみるよ。あまり食べ過ぎないでね』
  「はい」
*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*
そして今回は平胃散を処方しました。

井上先生のコメント
・平胃散と胃苓湯との使い分けは?と聞くと
『胃苓湯なら下痢するよね、この方は便秘だから。』と、答えてくれました。

・平胃散と胃苓湯(平胃散+五苓散)は、どちらも厚朴が入っていて、食べ過ぎによくつかわれます。腹診で腹を触って、いかにも食べ過ぎといったふうで、胃のところが膨満している方にいいようです。
でも、平胃散と胃苓湯を長期に使うことはあまりないようです。他の厚朴の薬に移行する前段階に使うようなイメージを持っています。



【2013/05/20 22:08】 | 症例
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