日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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IMG_0236.jpg5月××日外来

7代女性
膝の痛みとかで長くかかっているかた。
両膝が曲がっていて、腰も少し曲がっている。
小柄な方。
心不全もあると言います。
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『どうですか』
   「この頃は調子がいいんですけど、連休明けに胃が痛くなって、シクシクしていた。それと低体温がありました。」
『頭、重いね』見ただけで頭の重いのがわかります。
   「そうなんです、左の頭の頭皮がピリピリします」
   
『わかりました。お休みくださる』と、腹診のために横になってもらう。
   「だいぶ良くなったんですけど」
『薬を加減しないといけないかね』
『舌見せて』、舌はすこし歯痕があります。『湿ってきているから、真武湯生脈散をちょろちょろ飲んでもらっているんですが。』

ここで言霊診断を始めました。『防已黄耆湯と真武湯を一緒に飲んだ...気候がガラッと変わってきたので...防已黄耆湯と真武湯を飲むと首の後ろがらくになるね。じゃあ、前の真武湯生脈散を飲んだ...よりも、防已黄耆湯と真武湯を1袋ずつ一緒に1日2回飲みました...こっちがいいよね』
防已黄耆湯と真武湯のほうが気の流れがいいようです。
『今回、胸に熱を持っているので、あと、舌が水気が多くなってきているので水毒の薬にします』

   「左の小指だけが冷たくなってしびれる」
『それは心臓ね、心不全が少しありますのでね』小指には少陰心経が走っているので心臓に対応します。
   「教わったように、マッサージをしているんです。」
『今年の気候はすごく悪いので無理せんようにね』
  「ありがとうございました」
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そして今回は真武湯と防已黄耆湯を処方しました。

井上先生のコメント
・『低体温があって心不全もあったので真武湯生脈散をだしていた。でも、胸に熱を持ってきたので、やめんといかん。もともと、膝が悪くて、真武湯、防已黄耆湯を飲んでいた方だったのでこれに戻した』

・水気が多くなってきて膝も悪いので防已黄耆湯があっているのです。
井上先生は防已黄耆湯と真武湯をよく一緒に出されます。
防已黄耆湯をだす目標は「尿の勢いがよわい」ことだと言われます。
最近、熱くなりだしたので、汗をかく方が増えてきています。サントの外来でも防已黄耆湯が増えてきています。
防已黄耆湯は、むくんでいて、汗をかいて、尿の力がなくて、膝が悪い人に良く効いてくれます。


【2013/05/26 21:46】 | 症例
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