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日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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IMG_0255.jpg5月××日外来

60代女性、新患。
冷え症、不眠、気管支拡張症があり来院する。
痩せた方、乳がんも手術されている。
マスクをして診察室に入ってくる。
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『どうですか?』
   「冷えとかあって免疫力を高めたくて、漢方で」声は小さくて、ゆっくり話して、力がない。
『そうですか。今このお薬を飲んでいるんですね』、薬手帳を見ると、クラリス、タケプロン、クリアナール、アリミデックスを飲んでいる。
アリミデックスは乳がんの薬なので、
『乳がんも手術されたんでね。乳がんはいつやられたんですか?』
   「21年の10月。これはね、5年薬飲まないといけないので」
『気管支拡張症はいつから言われているの?』
   「若い時から、30代から」
『そうですか』
   「逆流性食道炎もいわれたので、薬を飲んでいる」これはタケプロンのことです。
   
『わかりました、それじゃあ、あおむけに横になっていただけますか』
みると、喉のところが赤いので『喉に熱、持っとるね』と、言われる。
   「この前、車にぶつけられて、交通事故になって、不眠が起こった。不眠が続くと気管支にわるくて痰がよく出る。」
『肺に燥熱があってね』左右のわき腹を叩いて『これとこれではどっちが強いかね、右だね』、右のほうが圧痛があるので、胸脇苦満がはっきりしている。
『舌出してくれる』、見ると舌は乾燥している。
   「喉がかわくので、夜は舌がひっつくのでこまる」
   
『胸脇苦満があるので柴胡剤があってもいいよね。竹茹温胆湯とか、清肺湯とか、辛夷清肺湯とかね...』と、サントに説明してくれる。
『ちょっと体に聞くでね、ボーっとしといてね』と、言霊診断を始めました。『竹茹温胆湯...あるいは、辛夷清肺湯を飲んだ...呼吸が楽な方を選ぶでね。清肺湯を飲んだ...辛夷清肺湯やね。』辛夷清肺湯が気の流れがいいようです。
『副鼻腔炎があるよね』
   「はいあります」
『そうですよね、漢方の副鼻腔炎と気管支拡張症の薬を出しますよ』
ここで辛夷清肺湯を1袋飲んでもらいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10分後に診察室に入ってもらいました。
『どうですか?』
   「ちょっと胸が軽い感じがします」
『そうですよね、さっきより頭すっとしているよね』
   「はい」
もう一度腹診をすると腹はさっきより力が出ています。『胃はあったかいね。これなら辛夷清肺湯の石膏があっても大丈夫だね。下痢気味になったら、この薬を減らしてね、そして真武湯を出すので、そちらを飲んでくださいね』
   「はいわかりました。目もドライアイで乾くんですけど」
『そっちにも効きますよ』
*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*
そして今回は辛夷清肺湯を主に、真武湯を予備に出しました。

井上先生のコメント
・辛夷清肺湯は副鼻腔炎の薬だと思っていたので、気管支拡張症にも効くのですか?と聞くと
『鼻も肺もつながっているので効きます。全部一緒です。』

・辛夷清肺湯と清肺湯の使い分けは?と、聞くと
『辛夷清肺湯には、石膏が入っているので熱をとる、渇きにいい。胃が冷えていると使いにくい。だから真武湯を予備に出した。』と、答えてくれました。
   
   

【2013/05/30 21:56】 | 症例
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シンイセイハイトウは、胃腸悪い方が飲んでも大丈夫なんですか?

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シンイセイハイトウは、胃腸悪い方が飲んでも大丈夫なんですか?
2014/01/15(Wed) 14:18 | URL  |  #-[ 編集]
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