日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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IMG_0271.jpg6月××日外来

40代男性
喘息とアトピーでずっとかかっている方。
アトピーのせいか顔の皮膚がくすんでいる。
背の高い方、少しやせ気味。
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『いかがですか?』
   「順調です」
『喘息は大丈夫?』
   「一回も出ていないです」
『お肌もいいね』
   「そうですね」

『喘息があってアトピーがあって、大防風湯をお出ししといたんですけど』と、説明してくれる。
『舌出して』舌を見ると、少し紫気味なので『少し瘀血があるね』と、言います。
横になってもらって腹診をすると、『お腹弱いよね』
   「お腹はそんなにつよくはないですね」
『だから、ビールとか冷たいものは控えていただかないとね。これからね、冷たいもの欲しくなるけど、お腹嫌がっているよ。』
   「はい」
『どうしても胃腸虚弱タイプだよね、舌に瘀血があるし、よく大防風湯を使っています』

『うまくいっています。前より良くなったよね。同じお薬お出ししときます』
   「来始めて、1年以上なりますね。前は顔の皮膚がボロボロだったのが、いいですね。」
一番最初のカルテを見ながら、最初の症状を確認すると、『顔の皮膚がかゆい、夜喘息の症状が起こる、と言うことで来られたんですが...』
   「ここで飲み始めてから、喘息は一切出てないですね。お酒飲むとヒューヒューいっていたんですが、ピタッと止まっています。」
『もう少し、飲み食い注意してね』
   「大防風湯を1月分いただけますか」
『はい、わかりました。風邪っぽい時は真武湯は飲んでね』
*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*
そして今回も大防風湯を処方しました。

井上先生のコメント

・大防風湯が喘息にきくのですか?と、聞くと
『アトピーでも喘息でも使います、内臓が弱くて腰痛があるような人でね。気血両虚タイプで、冷えが目立っている人で、かるく駆瘀血したいような人に使う。女性だと続発性無月経に使える』

・顔がくすんでいたので、柴胡がいるかと思ったのですが?と聞くと
『鼻が白かったでしょ。柴胡なら顔全体が浅黒くなければいかん。一見そう見えるけど、そうでない、裏寒がある』井上先生は鼻が白いと内部に冷えがあるとよく言います。



【2013/06/09 22:30】 | 症例
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