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日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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IMG_0315.jpg6月××日外来

30代男性
パニック障害と首の痛みで1月前からかかっている。
心療内科からはパキシルとデパスが出ている。
前回の処方は味麦地黄丸となっている。
太り気味で腹が出ていて、短パンをはいている。
顔が赤くて、メタボ的な印象がある。
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『どうですか?』
   「夜中に汗をかきます。それと、首が少し痛いです」
『良かったことはありますか?』
   「良かったことですか?そんなに疲れずに、、」
『なんか落ち着かれたのと違う?』
   「まあ、そうですね」
『この薬合ってるんじゃないかなって思います』

腹診をしながら『少し痩せようよね』腹は突き出ていて、さらに冷えている。
   「はい、どうしても、会社で飲み会が多いので」
『飲み会の翌日は、お粥だけにしてね』と、笑いながら言います。
   「はい、」
『前よりいいよ。前より落ち着いているよ、不安定な感じがなくなった。風邪はひかずに行けていますか?』
   「風邪はないですが、毎晩汗をかきます」

『味麦地黄丸にしているんですが。』と、サントに説明してくれる。
『まだ、心療内科の薬を飲んでいるの?』
   「のんでいます」
『まだいる?』
   「まだいりますね。回数は若干減っていっています。」
『減らしたほうが体は良くなっていくよ。』

じゃあ体に聞くよ、とここで言霊診断を始めました。『味麦地黄丸を飲みました...真武湯を1日1回飲みながら味麦地黄丸を飲みました...じゃあ、真武湯と味麦地黄丸を一緒に1日2回飲みました...このほうが楽やね。』真武湯と一緒に飲んだほうが気の流れがいいようです。
『真武湯と錠剤を一緒に2回飲んでね。だいぶ落ち着いたから、積極的に心療内科の薬を減らしてみてね。』
   「はい、デパスは屯服で緊張する前にのんでいます。パキシルは1錠でやっています。デパスは多い時は1日3錠のんでいます。」
『もう少し減らせると思うよ。癖になっているから、体が不安定になるよ。いま落ち着いてきたのでもう少し減らせると思うよ』
   「ありがとうございました」
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そして今回は味麦地黄丸(八つ目の八仙宝寿丸)と真武湯を出しました。

井上先生のコメント
・味麦地黄丸って若い人にも使うのですか?と、聞くと
『中年の男性の保健薬です。年は若いけど若年寄だもの。みんな生活習慣病で若年寄になっている』

・味麦地黄丸は六味丸に麦門冬と五味子が加わったものです。だから、六味丸証に口渇、咳、乾燥などの肺の症状が加わっています。
原典の「壽世保元」では「丁集四卷・老人」に出ているので、本来は老人に使う処方です。


【2013/06/29 18:34】 | 症例
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