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日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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IMG_0323.jpg7月××日外来

70代男性
腰痛、胸痛、咳、とかいろいろでかかっている。
顔が赤くてのぼせている印象がある。
中肉中背のかた、皺があって皮膚はやや乾燥気味。
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『お元気そうじゃない?胸の締め付け?』
   「ない、なくなった」
『今は、八仙丸(味麦地黄丸)を1日5粒を2回だね、これでいいみたいね』
   「八仙丸でようなってきたんだけど、眠たいのがどうかならんかな」
『今度は何が気になる?』
   「夜は例のトイレが多いもんで、睡眠がとれんので」
『トイレ何回行く?』
   「5,6回」
『まだ5,6回行く?』
   「その時によるですけどね、調子のいい時は3回かね、」
『ちょっとえらいね』

『横になってくださいね』と、腹診のために横になってもらう。
患者さんの腹を触りながら、井上先生が咳をします、『喉やね』、患者さんの喉の調子が悪いのが伝わるのです。
腹はガスが溜まっています。
『舌出して』舌には少し粘りがある。
腹にガス満があるので『厚朴のほうがいいんやろうか?』

ここで勝手に言霊診断を始めました。『当帰湯を飲みました...それとも、八仙丸(味麦地黄丸)を飲みました...当帰湯やね。こっちやね。』当帰湯のほうが気の流れはいいようです。
『102番を飲んでもらいます。お腹ガスやもんね』
そこで、当帰湯を1袋飲んでもらいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10分後にもう一度診察室に入ってもいました。
『お腹があったかくなったね』見るだけでわかります。
顔の赤味も減っています、のぼせが取れています。
『これにするわ。今度は錠剤一遍忘れて、102番だけ飲んでみて。』
   「八仙丸は置いとくんですか?」
『そう、置いといてね』
  「はい」
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そして今回は当帰湯を処方しました

井上先生のコメント
・当帰湯で頻尿がよくなることがあるのですか?と、聞くと
『神経かね。神経的な頻尿の可能性がある。喉がおかしいもん。麦門冬と思ったけど、違うみたい。』
八仙丸(味麦地黄丸)には麦門冬が入るのに効いていません。だから、厚朴の漢方を次は試すことになりました。厚朴は気を晴らすので神経的な症状に効きます。

・当帰湯は腹にガスが溜まって、腹や胸の痛みがあるときに使われます。
井上先生は咳があるときにも使います。咳は麦門冬だけでなく厚朴が関係することもあります。



【2013/07/04 21:31】 | 症例
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