日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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IMG_0337.jpg7月××日外来

70代女性
冷え、腰痛、肋間神経痛などでかかっている人。
顔は少しボーとしてのぼせている感じがある。
小柄な方、声も小さい。
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『どうですか?』
   「腰と肋骨のところが痛いんですが、肋間神経痛...」
『肋間神経痛は変らん?』
   「はい」
『そうですか』

『横になってください』と、腹診のために横になってもらう。
『附子湯を1月以上出していたんですが、じゃあ、次のステップに行けたら行きますよ』と、言います。

足を触りながら『足が浮腫んどるよね、でも前ほどでないかな、少しむくみ取れてきたよね。』足はまだ結構むくんでいます。
   「はい」
『じゃあ、今度はね、ここ血海に圧痛があるのでね...』右膝の内側のツボ血海に圧痛があります。これは瘀血の存在を意味します。
次に、『舌出して』、舌を見ると、やっぱり瘀血を疑います。

『つぎのステップに行きます』と、ここで言霊診断を始めました。『たとえば、牛車腎気丸を飲みました...これに行けると一番いいんですが...じゃあ、桂枝加朮附湯を飲みました...まだ、こっちが無難やね。』
『桂枝加朮附湯を飲んだと思うと、みぞおちの流れがよくなったのがわかる?』
   「そうですね、なんだか...」
『今までのお薬(附子湯)にニッキを足すと名前が変わります。これをお出ししとくよ。』
   「そうですか」
『これでうまくいくと思うよ』
*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*
そして今回は、桂枝加朮附湯を処方しました。

井上先生のコメント
・附子湯の次に真武湯にせずに、どうして桂枝加朮附湯にしたのかと聞くと、
『附子湯は真武湯の生姜を人参に変えた薬。桂枝加朮附湯は真武湯に桂枝が加わった物』
附子湯は生姜の代わりに人参が加わっているので真武湯より温める力が強い。だから、今更真武湯にする意味がない。それだったら、痛みに対する別の効果を期待して桂枝加朮附湯にしたようです。桂枝加朮附湯は茯苓をのぞいた真武湯を含みます。桂枝加苓朮附湯だと真武湯そのものを含みます。

・『血海と舌に瘀血があるので腎気丸に持っていきたいんですが、まだいけないようだから、その中間の桂枝加朮附湯にした』




【2013/07/23 22:02】 | 症例
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