日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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日本東洋医学会専門医試験についての情報提供③

さて、今日は受験用の参考書について書いてみます。
目標は、無駄を省いて効率よく受かることです。

受験を考えておられる先生の参考になれば幸いです。

問題集とテキスト
『専門医研修コアカリキュラムと問題と解説』: これは必須。時間がない時はこれのみでも合格できる。3回やれば8割以上とれる。

『専門医のための漢方医学テキスト』: ざっと目を通すとよい。問題集を補充するように使う。《Ⅳ.症候から見る漢方》、《Ⅴ.症例から見る漢方》、《Ⅶ.鍼灸(鍼灸選択者は別)》は不要。

*上記参考書はかさばるので分冊化すると便利です。本の背をアイロンかライターで熱すると接着剤が緩むので必要な部分だけ分冊化できます。サントは問題集は2つに分けて、テキストはⅠ‐Ⅱ、Ⅲ、Ⅵのみばらして使いました。

お勧め参考書
日ごろから漢方を使っているならば、上記のみで合格できます。しかし、参考のためにサントの使ったお勧め参考書を挙げると;

『活用自在の処方解説』: 秋葉先生の本ですが、出版された時から持ち歩いて愛用してます。ツムラの方剤の順番に従って各方剤の要点が簡潔に記載されています。簡にして要を得て、奥が深い。試験用には、「出典」、「構成生薬」が役にたちました。

『臨床応用漢方処方解説』: 有名な矢数先生の本。代表方剤について詳述されている。方剤について詳しく知りたいときはこれを読む。巻末に、生薬の基原、薬能、薬効、用途をまとめた表があるが、これも役に立つ。コピーして別冊子にして利用しました。同様に巻末に引用文献として、中国、日本の古典と著者のリストが上がっていますが、誰が何を書いたのか知りたいときに役に立ちます。特に江戸時代の漢方医のところがいい。

『生薬処方電子事典Ⅱ』(木下武司、山岡法子): 生薬の基原、成分、効能などが写真入りで見れるので便利。なんといってもパソコン上なので検索が早い。さらに、方剤の説明も原典と古典の引用まである。これをコピペすると、願書につける症例報告ができる。ありがたいソフトです。

『傷寒論をあなたのパソコンへ』(homepage3.nifty.com/kojindo/unide.htm): 傷寒論は必ず出るのでマークすること。でも、分厚い解説書をいちいち開けるのは大変。そこで、ネットに電子ファイル化した傷寒論がアップされているのでこれを利用させていただく。ダウンロードしてプリントアウトして綴じればよい。条文だけで十分。15ページ程度に収まります。

・『漢方の臨床』を発行している東亜医学協会のHPの『電脳資料庫』にも傷寒論のファイルがあります。(http://aeam.umin.ac.jp/a/dennou.html) 『漢方の臨床』を購読してあげてください。私の師匠の井上先生もときどき投稿しています。

その他参考書
その他、サントが使った書物を挙げると; 

・『漢方診療ハンドブック』(桑木崇秀): 記載が簡潔で、歯切れがいい文章で好きです。上の秋葉先生の本に載っていない方剤はこれを参照するとよい。

・『漢方治療の診断と実践』(水島丈雄): 水嶋塾での講義録です。以前、DVDで見せてもらったことがありますが、専門医受験を念頭において講義されていました。浅田宗伯の『勿誤薬室方函・口訣』もたくさん引用されています。講義録なのですこしまとまりに欠けますが、独自の観点から解説している部分が面白い。

・『勿誤薬室「方函」「口訣」釈義』(長谷川弥人): 浅田流漢方を知るにはとてもいい本です。それぞれの方剤について、浅田宗伯が自分の考えを簡潔に解説している。上の矢数先生の本と一緒に読むか、ツムラのサイトに偉い先生の解説がpdfとしてあるのでそれをダウンロードして読むとよい。

・他、『臨床応用傷寒論解説』(大塚敬節)、『金匱要略講話』(大塚敬節)、『黄帝内経素問上中下、霊枢上下』(東洋学術出版)、『神農本草経解説』(森由雄)、『難経解説』(東洋学術出版)、『易』(本田濟)、『漢方210処方生薬解説』(じほう)etc.とか読みましたが、試験には直接の役には立ちませんでした。





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【2013/11/27 22:27】 | 漢方専門医試験情報★New★
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