日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

IMG_0408.jpg11月××日外来

40代男性
腎癌の手術、抗がん剤の治療を受けて、
その後調子が悪くて、2か月前からかかっている方。
顔色が白かったが、少しピンクがかってきている。
声も張りが出てきている。
井上内科では2か月前から人参養栄湯をずっと煎じで出ていた。
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『どんな具合ですか?』
   「変わらずです」
『少しいいことない?』
   「それは、すこしはいいです」
『顔色いいよ。残尿感とか、だるさとか、まだある?』
   「徐々にはなくなってきていますが」
『漏れるのはすこしはいい?』前医では、尿の症状なので竜胆瀉肝湯が出ていたのですが、体が弱ってしまっていたので井上内科では人参養栄湯がでています。

『急に寒くなったから体気を付けてね。舌出して』と、舌診をします。
『体が弱っていたので、まず益気しないといけないので、人参養栄湯にしていんですが。』と、説明してくれる。
『横になって』と、腹診のために横になってもらう。
 
腹診をしながら『ちょっと右の滞りが出てきているよね、肝のね。』
確かに、以前はなかった、右の側腹部にすこし抵抗があります。

『もう、そろそろね、大分いいね』ここで言霊診断をしました『例えば、人参養栄湯をのみました。これは背中はいいんだけどね。それじゃ、酸棗仁湯を1日1回飲みました...これ合ったほうがいいよね。右のところの流れ良くなるよね。』
   「はい」と、患者さんも言います。
『それじゃ、だいぶよくなったから、人参養栄湯も粉にして、それで酸棗仁湯を夜に足すと、右の流れがいいからね...』

   「右の下腹のツッパリがあるんですが」と、患者さんが言います。
『そうやね、でも、竜胆瀉肝湯はまだきついのよ。酸棗仁湯をたして、もうちょっと様子を見させてもらおうかな...今日から人参養栄湯も煎じから粉にするから、体調が悪い時は煎じに戻ってくれる。』
   「はい、わかりました」
『だいぶ落ち着いたね』
  「ありがとうございます」
*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*
そして今回は人参養栄湯をエキスにして、酸棗仁湯を1回夜に加えました。

井上先生のコメント

・『体がよくなってきて、肝に滞りが出てきた。人参養栄湯で心を補いながら、酸棗仁湯で肝の滞りをとる。』
体がへたばっているときは左にとどこおりが出て、元気が出てくると右に移ってくると言われています。

・酸棗仁湯は肝の滞をとるのですか?と、いう質問すると『心配し過ぎて寝れないような人ね、知母があって酸棗仁があって、肝のとどこおりが取れる。柴胡までも行かないけどね。柴胡の手前の薬。』



【2013/11/28 21:45】 | 症例
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。