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日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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井上先生の文章から「気」についての説明をみつけたので引用します。
原典は「現代のいわゆる自律神経失調症に対する漢方治療」(Wordファイル)です。

・・・・・以下引用・・・・・
まずは漢方医学における心身相関に関する基本的な考え方を紹介しましょう。
漢方医学では「気」という概念で心身を統一して捉えています。目に見えないエネルギー「気」を更に「気(実体のないもの」)と「血(より実体のあるもの)」に分けて考え、後世になると気血の「血」から狭義の「血」を分立させ、「血」と「水(血液以外の体液)」に分けて取り扱われるようになり、「気」、「血」、「水」(気血水)という3要素から病態を観察し治療するようになりました。
 気とは、下記のように考えられています。
● 目には見えないが身体に作用し精神にも作用するもの
● 血・津液および排泄物を押し動かし臓腑機能を促進するもの
● 身体を温める
● 過剰な排泄・出血を抑え、内臓の位置を保つ
● ものを変化させる
● 栄養にかかわる

(中略)

 古代中国には大自然の法則を5つの要素に分けて説明する陰陽五行説があり、漢方医学における疾病の診断治療の基礎となっています。
 五臓六腑にそれぞれ神が宿り、臓腑の機能を整えるとともに、各臓腑には固有の感情を内蔵していると考えます。また、疾病の内因として、七情と言い、極端な感情の逸脱が臓腑の気の過剰を来たし、病的現象として火を生じさせ、気の偏在を起こし、臓腑の機能を狂わせ、精神のバランスを失わせ、様々な身体の病気を引き起こすとともに、いわゆる自律神経失調症にもなると考えられており、それぞれに的確な治療薬方を用意しています。
 治療薬方については後に紹介いたしますが、ここでは「気と陰陽五行説の考え方」と、五行思想の五行がそれぞれ何に対応しているかを記した「五行配当表」を紹介しておきましょう。

 気とは、世の中を構成しているすべての最小単位で、物も心も命も気によって成り立っており、これら万物の変化の仕組みを理論化したものが陰陽五行説という考え方であり、五行(木、火、土、金、水)がそれぞれ何に対応しているかを記したものが「五行配当表」です。配当表をご覧ください、一見、荒唐無稽に思えるのですが、よく見ると鋭い感覚で病証を的確に捉えています。
・・・・・引用終わり・・・・・

是非、原典にあたってください。

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【2012/12/13 20:55】 | 井上流漢方
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