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日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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1月××日外来

30代女性
11月から体調不良、不眠、頭痛などでかかっている
髪の長い、背の高い、おしゃれな恰好をしたOL風の
一見元気そうな方
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆

『いかがですか?』と、井上先生。
  「疲労骨折が見つかって整形のほうでギプスをするようにって、言われているんですが...」と、患者さん。
『足の疲労骨折?』と、井上先生はびっくりされました。

  「このあいだ先生に貰った漢方薬、あれすごく楽になったんです、足が。」
足が1月前より痛くて、整形で異常がなく、前回痛みの原因はわからないけど治打撲一方が処方されているようです。その後に別の整形に行ったら疲労骨折が見つかったようです。
患者さんはギプスは不恰好になるので、いやのようです。

『そう、そんならこれで頑張りや』
  「漢方飲んであれだけの激痛が和らいだんですよ。最初に行った病院がレントゲンでは異常がないって言われたんですが、ずっと激痛が続いて、先生に漢方をもらって、そして別の整形に行ったら、疲労骨折があるって...」
  「本当にすごい激痛だったんですが、本当によくなったんですよ」

『そしたら、治打撲一方という薬は、そういう何もない時代に使った薬だから、これでがんばってみいや。その代り頑張りすぎてもあかんよ。整形にかかりながらね』
  「はい、がんばってみます」

井上先生は、ここで生活指導をされました。
『それなら、どうしても治さないかんので、自然治癒力を高めないかんから、今からいうことを守ってくれる。』と、患者さんに生活の指導をします。
『ズボンに変える、早く寝る、それから、手や首についてるものとか全部取ってみて、今取ってどうなるか実験しょう』と、ブレスレット、ネックレス、イヤリングをその場で外してもらう。足はストッキングで寒そうです。

『だいぶここの流れが変わってきたよね』と、胸のあたりを指して言われます。
みていると、確かに楽になって来ているのがサントにもわかります。
『楽になってきたよね』

『さっきと比べて自分の体どうなった見てみ、重しが取れたやろ』
  「うちに帰って外すとホッとします」
『それ実行しや、ギプスつけずに治したかったら、生活ほんとに頑張らないとあかんよ。これで1週間様子見てみ、だって1月経ってわかったことやし、それで2週間目に整形に行って相談してみ』
『それで精一杯自然治癒力を高める努力をしてみてね』

『かなり楽になったね』腹や腰が暖かくなってきています。
  「仕事も1月休みもらったんです」
『じゃあ、ゆったりして、ギプスしているつもりになって生活してみ』
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今回も、治打撲一方が処方されました。


井上先生のコメント

『漢方は万能じゃないから、治打撲一方でも生活を整えないと効かない』

井上先生は『早く寝る、イライラしない、あったかいものを食べる、夜は少しだけ食べる、果物、ジュースを控える、コーヒーも控える、暖かい格好をする』etc.などをよく注意されます。

浅田宗伯は「この方は、よく打撲筋骨疼痛を治す」と言っています。【勿誤薬室方函口訣】
サントもよく使う漢方の一つです。



【2013/01/15 22:35】 | 症例
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