日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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IMG_0068.jpg1月××日外来

50代女性、新患
肩こり、頭痛、目がすっきりしない、ストレスなどの症状で来院される。
顔が固くて眉間にしわが少しある。
声に力がない。
他院ではアムロジピンなどの降圧剤をもらっている。
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腹診のために横になったもらって、
『夜は何時に寝ている?』と、井上先生
   「遅いんです、いつも12時過ぎてです、いつも遅くまで仕事していて、階段を上らないといけないので足が、左足が張って...」
   
『ちょっと動悸がしますね。』と、井上先生。
腹診をすると、『そんなにお弱い体でないですよね』、腹には力があるが、体全体の筋肉が緊張している感じ。
『下痢はしてない?』
  「しています」

『ちょっと起き上がってくださいね』と起きてもらって背中を触る。肝臓の裏の背中の部分が張って固い。
『特徴的なお体しているんですけど、肝のね、疳の虫タイプやね』とサントに、小さい声で教えてくれる。
『柴胡剤が入ってもいいという感じですが、どっちかというとね』

『どちらかというと普段は便秘がち?』
  「そんなことはないです、でも下痢もしやすいほうですね」
『じゃあ、一つ手前の加味帰脾湯からいくのがいいかね。そして落ち着いてから滋陰至宝湯とかにいきたいのですが。ちょっと体落ち着けてから行きましょうね』
『舌出してくれる』見るとくちは粘っています。
  「正月に風邪で熱を出したんです」
『それじゃ、やっぱり加味帰脾湯という薬で行って。いま137番をお飲ませしますので』と、その場で一袋飲んでもらって、外で待ってもらいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10分後に診察室に入ってもらってみると、顔つきが緩んでいます。
『頭スッとしたね。この薬で行きます』
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そして今回は加味帰脾湯を処方されました。

井上先生のコメント
『特徴的なお顔をしていました。加味逍遥散とか滋陰至宝湯とか加味帰脾湯とかにしたい顔ね。そのグループの中から選べばいい。触った時に固い、脚が全体的に固かった。』

サントも、加味逍遥散がきつそうな場合に加味帰脾湯をよく使います。
カサカサタイプには滋陰至宝湯を出します。
この3つはグループと考えれば使いやすいです。
勿論、Photo Touch Method で確認してから処方しています。

 

【2013/01/16 23:08】 | 井上流漢方
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