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日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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1月××日外来

70代男性。新患
太り気味の方
良く喋って明るい
顔も赤ら顔で太っている。
いかにも陽気そうで良く喋る。
脚から腹にかけて湿疹が出るというのが主訴
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『どうされました?』
   「湿疹が出ているんですよ、体中というか」
   「前立腺でエピブロスタットとハルナーを飲んでいたんですが、その時はよかったんですが、ユリーフを飲んでみな、と言われたので飲んだら、黒い斑点が出た。皮膚科に行ったらアンテベートを使った。そして漢方ももらったけどよくならない。十味敗毒湯という漢方ですが。」と、テンポよく良く喋る。「ステロイド塗ってもよくならない、アロエがいいみたいですね。アロエ塗るとよくなる」
『お体見せてくださいね』寝てもらって腹診をしながら、皮膚も見る。脚にも小さな紅斑がいっぱい出ている。
『ずいぶん、湿疹がまだあるんですね』
   「あります、あります、全部です」
   
腹を見るとしっかりして、食べ過ぎか膨満している
『胃腸は丈夫ですね』
  「以前、逆流炎と言われたのでタケプロンを飲んでいたんですよ」薬の名前もよく知っておられる。
『いいお体しているんですけど、もうちょっと粗食になりましょう』
  「草食に?」テンポが速いので、早とちりされる。
『粗食。』
  「ああ粗食」
『玄米菜食に近い食事にすると体変わる。年になったんだから、肉魚、控えないとね、前立腺は昔はなかったんですよ』

そして『今からちょっと実験をしますよ』と、言霊診断を始めました。患者さんは「はいどうぞどうぞ」と、調子がいい。
『私たちの体は肉体だけの存在ではないので、薬の名前を聞くだけで気血は変化します。』
   「はいはい」
『あなたの体にきくのでボワーとしといてください』
  「ぼわっとしといたらいいですね、はいはいはい」
『じゃあ牛車腎気丸を飲みました。飲んだらどうなるって思っていてくれたらいいよ。じゃあ、八味地黄丸を飲みました...こっちのほうがいいね。こっちでいいね』八味地黄丸が気の流れがいいようです。
『じゃあ、ウチダの八味丸を20丸を1日2回飲んだ...それとも、10丸を1日2回飲んだ...このほうが体喜んでいますので。ちょっと出してみます。男性の保健薬です。前立腺に効いて、結果として皮膚にも効くという薬を出します。』

『アロエを塗ってよくなるんならステロイド塗らんでいいよ』
  「そう、塗らんでいい?アロエを塗るとすぐによくなるんだが、1か月せんうちにまた、バッっと出てくる。」
『それは体の中が治っていないから、食べ過ぎて毒がたまっている。もう少し粗食にして。』
  「はいはい」
*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*
そして今回はウチダの八味丸を処方されました

井上先生のコメント

『八味地黄丸は身熱があった場合に使える、最近の人は冷えているので使えないことが多い。この患者さんは元気で身熱があるので使える。』
この患者さんは、顔が赤くて、腹が出ていて、前立腺もある。身熱があるといえます。
サントの経験でも、八味地黄丸を長期使っていると、胸が冷えて来ることがある。
八味地黄丸といえども長期投与は注意しないといけません。

『八味地黄丸は少量でも効くので、ウチダの八味丸は使いやすい。場合によっては1日1粒、2粒でも効く』
ウチダの八味丸の通常量は1日60丸です、それが僅か1-2丸でも効くというのは面白いです。
必要量がわかるのも言霊診断の威力です。



   
   
   
  

【2013/01/21 00:06】 | 症例
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