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日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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IMG_0105.jpg2月××日外来
40代女性
前から通院している方。
足に霜焼けができたという。
髪の長い、やせ気味の女性。
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『どうですか?』
   「気持ちの上では元気なんですけど、だいぶ前から、霜焼けが足にできていて」
『ぐっすり寝れていないよね』みると顔が軽くのぼせて、幾分やつれている。
   「1週間前から、鼻とくしゃみがひどく、鼻血をだして、耳鼻科にいってアレルギー性鼻炎の薬が出たんですが...」

横になってもらって腹診をすると、腹は虚している『胃腸はあまりお丈夫でないわよね』

『2,3、口で言うから教えてね。』ここで言霊診断を始めました。
『この前出した薬は香蘇散です。香蘇散を飲みました...、じゃあよ、人参養栄湯を飲んだと思って...人参養栄湯を1日2回飲む...と、鼻のとおりがいいやろ。』
   「鼻の奥が開いていく感じがある、つまりが消える感じ」と、患者さんも気の流れがわかっています。
『そやね、これ免疫力高まって、霜焼けにもいいよ』
   「そうですか」

『ちょっと今飲ませてあげるからね』
と、その場で1袋飲んでもらいました。
   「霜焼けは15年ぶりなんですが、体調があまりよくないので...」
そして、待合室で待ってもらって、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10分後に入ってもらう。
   「背中のツッパリが消えてきました」と、患者さん。
『そうね、スッとしたね』と、井上先生は見るだけで気の変化がわかります。
   「声が出ます。さっきは声がカラカラだったんですが。』
『心身疲労の薬を出しておきますよ。免疫力を付けるので霜焼けにもこれがいいよ。』
   「鼻血もおさまりますか?」と、患者さんは、まだ心配されています。「家のごたごたがが治まったら、自分の霜焼けに気が付いて...」
『大丈夫ですよ、これで。』
*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*
そして今回は人参養栄湯を処方しました。

井上先生のコメント
・霜焼けというと当帰四逆加呉茱萸生姜湯ですが、人参養栄湯もきくのですか?と聞くと『最近、霜焼けも人参養栄湯なんですよ。現代は変わってきたんですよ。ある人がこれで治ったって言ってくれたんですよ。胃腸虚弱タイプで、神経使いすぎタイプの冷え性で霜焼けに効く』

・ちなみに、当帰四逆加呉茱萸生姜湯については、井上先生は、
『若い女性の冷えのぼせ』に使います。
 目標としては『手足の厥冷、尿意が近い、冷えに敏感、肩凝り、のぼせ、人込みに酔いやすい、イライラ、クヨクヨしやすい、目のしょぼつき、頬がほんのり桜色。体が冷えて、頭でっかちとなった現代人にうってつけの薬方で幅広い疾患に応用。ことに若い女性に対しては、ファーストチョイスとして使用。』
『左のこめかみの痛み、左の側腹痛、左の厥陰の症状』が特徴と言っておられました。

・この患者さんも、お家のことで神経をすりへらして、疲れ、やつれ、心労が目立っていました。こんな患者さんには当帰四逆加呉茱萸生姜湯より人参養栄湯が効くのですね。


【2013/02/19 22:54】 | 症例
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