日本古来の漢方や中医学とも違う、新しい漢方ともいうべき「井上流漢方」について説明します。患者さんの気の流れをみて気を整えることを第一義とする「井上流漢方」を名古屋の井上先生の外来から報告します。
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IMG_0158.jpg3月××日外来

20代男性
めまい、頭痛などでかかっている方。
だるくて会社を時どき休むという
前回は人参養栄湯が出ている
顔がすこし茶色っぽくて顔色が悪い。
☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆。,・~~・,。★。,・~~・,。☆
『どうでしたか?』と、井上先生が聞く。
   「2月は自宅療養して休んでいました。」と、患者さん。声が小さくて力がない。
『横になってくださる。何がきついのかな?』
   「今それほどでないんですけど、1月は朝、動けないぐらいにだるくて、めまいやら体のだるさがすごくあって...」
『舌出してくださる』舌は、少し粘っている。
『今、お家にいるので体調は悪くないんだね』
   「はい」
『仕事合ってないように思う?』
   「うーん、それほどでもないです」
『他に、自分にあっている仕事があるように思う?』
   「よくわかんないです」
『そういう風なレベルではないわけね、でも体のだるさとかはあるんだね』
   「午前中はどうしようもなくだるくて、午後ぐらいになるとようやくましになります」
腹診をすると『胃が動いてないよね。夜は夕飯は何時にたべてみえるの?』
   「夕飯は大体7時ぐらいですね」
『今、人参養栄湯を出したんですけどね...』と、サントに説明してくれる。

ここで言霊診断を始めました。『じゃですよ、人参養栄湯、今飲んでいる薬を飲みました...じゃあよ、半夏白朮天麻湯を飲んだ...口のネバネバはとれるけどね。頭はスッとしないかね?』
   「なんか、もやっとする」
『じゃあよ、温胆湯を飲みました...温胆湯、、こっちのほうが楽やね。加味温胆湯を飲みました...竹茹温胆湯をのみました...温胆湯を飲みました...こっちやね。これにしないと仕方ないね。温胆湯というキモをあっためる薬を出す。キモが座るとシャッキとするのよ。』
   「わかりました」
『いっぺん、試してみてね。様子教えて。』
  「ありがとうございました」
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今回は温胆湯を処方しました。

井上先生のコメント
・足を触ると胆経に力がなかったので、温胆湯は「胆」を「温める」ので胆経に力を与えるんですか?と聞くと
『そうです、そうです』と答えてくれました。
半夏白朮天麻湯は胆経の緊張があり、反対です。
すると、胆経に関しては、温胆湯は補で半夏白朮天麻湯は瀉になるという訳です。面白い。

・『温胆湯は優柔不断。心療内科にかかっている患者さんで、温胆湯が効く人が多いはずだよ』とも、教えてくれました。



【2013/03/12 22:07】 | 症例
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